ボード・ヒル・ガーデン Borde Hill Garden
ボード・ヒル・ガーデンは3度目の訪問だ。正直、前の2回の印象はさほど良くない。
しかし、情報を集めていると美しい写真が沢山見られる。ガーデンの見ごろの時期にヒットするのは難しい。今年は如何にと遣ってきた。
ガーデンはスティーブンソン ・ロバート・クラーク 大佐(Colonel Stephenson Robert Clarke)が1893年にボード・ヒルを手に入れたときから始まる。
クラークはプランツハンターをヒマラヤ山脈 、中国 、ビルマ 、タスマニアそしてアンデス山脈に送り込み珍しい植物を集めたという。
"Old Rhododendron Garden"や"Azalea Ring"なども覗いてみたいが、足元が悪すぎる。舗装された通路を"Jay Robin's Rose Garden"に行く。
1996年にデビット・オースチン(David Austin)の100種類のバラを使ってデザイン・植栽をやり直したガーデンだ。
残念ながらここもバラには若干早すぎるようだ。長方形のガーデンを対角線1本で区切り、中央に噴水がある。この噴水の周囲のキャットミントが
見事な咲き具合だ。背景のハウスとトピアリーもガーデンを引き立てる(写真下右から2枚目)。
バラに早いといっても結構楽しめる(写真上右2枚、下左2枚)。これが満開になったらさぞかしだろう。写真下中は1900年当初のローズガーデン。
右から2枚目は"Victorian Greenhouses"前のテラコッタに植えられた熱帯植物。様々な形の大きなテラコッタだけでも見ものだ。
右は後出のイタリアン・ガーデンのバラとアリウム。羨望の組み合わせだ。
ローズ・ガーデンの隣にホワイト・ガーデンがある。写真下左は白花のゲラニウム、タイツリソウ、ルピナスや銀葉のシダに囲まれた少女像。 2枚目は白い花菖蒲の池の水を汲む少女像。3枚目、ゲラニウム、ルピナス、ジギタリス、左側の花は???。4枚目はバラとクレマチスのコラボ。
広大な"South Lawn"を隔ててハウスが霞む。1598年に造られたエリザベザン・チューダー・マンション(Elizabethan Tudor Mansion)だ。非公開。
足場の良い"Paradise Walk"を通ってイタリアン・ガーデンに来た。元テニスコートに1982年に造られたものだ。睡蓮が美しく咲くプールの周りに
イタリア製テラコッタに植えられたアガパンサスとペラルゴニウムが並んでいる。スタンダードのバラもあるがまだ咲いていない。
少し高いところに造られているから見晴らしが良い。しかし、ベンチに座わることも出来ず、先に進む。
イベントとして"Mystery in Stone' exhibition"なる彫刻展が開かれていた。”石の神秘”というところか。エントランスで渡されたリストには22の 彫刻がリストされている。その彫刻がガーデンのあちこちに点在しているのだが、必ずしもガーデンの雰囲気とマッチしていないのが難だ。 いくつか撮影したのでアップする。左から"Panther"、"Pregnant Model"、"Ballerina"、"Our First Child"、"Sensitive Buffalo"と題されている。 ご丁寧に値段まで付いている。リストの中で一番高いものはPantherで£15700、200万円強だ。Victorian Greenhousesで小品の即売もしている。 ”£150より”となっているが、石のお土産は重すぎる。ボード・ヒルは今回も余り良い印象はもてないで終わった。
Address | Haywards Heath, West Sussex RH16 1XP |
Telephone | 01444-450326 |
Web Site | Borde Hill Garden |
オープンの日・時間や入場料は Web Site あるいは
Gardens Finder
Gardens Guideで確認ください。
「旅行記」もご覧ください。